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ハーフ・デイズ

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【ハーフ・デイズ】 UNCERTAINTY アメリカ 2009
監督・製作・脚本:スコット・マクギー / デヴィッド・シーゲル  出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット / リン・コリンズ 他
 
 
 
 
 
『綴り字のシーズン』 ('05) の新鋭監督、スコット・マクギーとデヴィッド・シーゲルの異色ドラマですね。
 
主演のボビーとケイトを演じるのが、絶好調のジョセフ・ゴードン = レヴィットと 『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』 や 『ジョン・カーター』 のリン・コリンズ。 この女優さんの過去の出演作はぼちぼち観てるんですが、あまり印象がなかった訳です。
 
でも 『ジョン・カーター』 あたりでは主役級というから、これから大注目の女優さんかもしれないですね。
 
そのカップル2人が繰り広げる話は、マンハッタンのタクシーで犯罪組織の携帯電話を拾ったばっかりに危ない目に遭う話。 そして、もうひとつはブルックリンの彼女の家へホームパーティーに招かれる話。
 
この2つのストーリーが並行して描かれていきます。
 
冒頭、ブルックリン橋の上で一枚のコインに運命を託しコイントスする2人。
それから2人は別方向へと走り出します。 (イエローとグリーンという、バージョンが異なるストーリー)
 
『ラン・ローラ・ラン』 や 『スライディング・ドア』 などの "別バージョン人生" の構成ですが、こちらはそれを並行して描いてるのが特徴ですね。
 
映画のテーマは "人生の岐路に立つ2人" でして、先行きを決定しきれずに居る2人の思いを、まったく異なるタイプのストーリーで描いてました。
 
この作品、ほとんどが主演2人の即興演技だったらしいですよ。
一応脚本はあるけど、みたいな。
 
そう聞けば、この展開は納得なんですよね。
 
チャイナタウンで犯罪組織から狙われるストーリーは、これと言って劇的な展開を期待しない方がえぇかも。
危ない目をして、結局右往左往するカップルの姿がわりかし淡々と綴られて行き、もう一方のホームパーティーの話はヒューマンドラマのテイストで、こちらも淡々と。
 
ただカップルを演じるジョセフ・ゴードン = レヴィットとリン・コリンズが出ずっぱりなので、魅力を満喫するには最適な一作かもしれませんね。
 
 
 

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