【まほろ駅前多田便利軒】 日本 2011
監督・脚本:大森立嗣 原作:三浦しをん プロデューサー:土井智生 / 吉村知己 撮影:大塚亮
出演:瑛太 / 松田龍平 / 片岡礼子 / 鈴木杏 / 本上まなみ / 大森南朋 / 高良健吾 / 岸部一徳 / 麿赤兒
監督・脚本:大森立嗣 原作:三浦しをん プロデューサー:土井智生 / 吉村知己 撮影:大塚亮
出演:瑛太 / 松田龍平 / 片岡礼子 / 鈴木杏 / 本上まなみ / 大森南朋 / 高良健吾 / 岸部一徳 / 麿赤兒
「これ面白いから観てよ~」、と手渡されたDVDを鑑賞いたしました。
なるほどなるほど、これは面白かったですね。
なるほどなるほど、これは面白かったですね。
原作が三浦しをんの直木賞受賞作ってのも興味あるところですが (原作は未読)、なかなかバランスの良いヒューマンコメディーに仕上げてて、飽きることなく最後まで楽しめました。
物語の舞台となるのは "まほろ市"。
その舞台のモデルであり、実際にロケが行われたのが東京の町田市。
神奈川県側にちょこんと突き出た地域で、実質的に神奈川が実効支配してる所ですね。(笑)
だって映画に出てくるバスも横浜中央バスやんw
神奈川県側にちょこんと突き出た地域で、実質的に神奈川が実効支配してる所ですね。(笑)
だって映画に出てくるバスも横浜中央バスやんw
ま、一度しか行った事がない場所ですが、この映画を観てもっと知りたくなってきましたよ、町田を。
物語は、まほろ市駅前で便利屋を営む多田(瑛太) と、そこに転がり込んでくる同級生の男・行天(松田龍平) のバツイチコンビの一年間を描いたもの。
この2人、お互いバツイチなんだけど、相手のことをよく知らないまま同居を始めるんですよね。
そして便利屋の仕事で出会う顧客を通して、次第にお互いの過去明かされていくワケなんですけど、これが自分自身の "負" の過去だったと言うワケ。
そして便利屋の仕事で出会う顧客を通して、次第にお互いの過去明かされていくワケなんですけど、これが自分自身の "負" の過去だったと言うワケ。
メインとなるのは、子供の存在でそれに伴う "人生との向き合い方" なんだと感じましたが。
塾へ出迎える仕事を請けおった顧客の子供 "由良" を始め、チワワの花ちゃんの飼い主の女の子など、多田と行天の "子供" の存在を意識させる前フリが豊富です。
負の過去だからテーマ的には描きようによってはシミッたれた話になりがちなんですが、そこにユーモアとギャグを散りばめた演出で重くならない話に仕上げてたのが好感触。
それもこの2人の主役の演技に尽きるかな。
父親の遺伝子そのまま受け継いだような松田龍平の演技もユニークで面白い個性ですし。
ちょっと常識人な瑛太とのコンビが絶妙やった。(個人的に瑛太は苦手な役者さんなんだけど、これはOK)
ちょっと常識人な瑛太とのコンビが絶妙やった。(個人的に瑛太は苦手な役者さんなんだけど、これはOK)
男2人の同居であれこれ・・・って感じは、「70年代に流行ったドラマみたい」と言う感想をどこかで読んだ覚えがあるけど、そのフィーリングを受け継いでるのは確かですね。
「なんじゃこりゃぁぁぁー」 のセリフを龍平じゃなく瑛太に言わせるあたりのユーモアがナイスです。
その返事に、「誰それ! 似てねえよ~」と龍平が言うシーンに大ウケするのですw