【アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ】 I SPIT ON YOUR GRAVE 2010
監督:スティーヴン・R・モンロー オリジナル脚本:メイル・ザルチ 脚本:スチュアート・モース
出演:セーラ・バトラー / ジェフ・ブランソン / ダニエル・フランゼーゼ / ロドニー・イーストマン 他
監督:スティーヴン・R・モンロー オリジナル脚本:メイル・ザルチ 脚本:スチュアート・モース
出演:セーラ・バトラー / ジェフ・ブランソン / ダニエル・フランゼーゼ / ロドニー・イーストマン 他
去年、渋谷のシアターNを訪れた時に本作の宣伝ポスターがロビー内に貼られていて、ちょっと強烈に印象に残ってたんですよね。 公開時には鑑賞できませんでしたが、DVDで観ちゃいました。
リメイクとなる本作のオリジナルは1978年に製作された 『I SPIT ON YOUR GRAVE (邦題:発情アニマル)』 と言うカルト。 この映画に主演してる女性は、かの喜劇王バスター・キートンの姪孫カミール・キートン。
公開時にはポルノ映画扱いだったんですね。
公開時にはポルノ映画扱いだったんですね。
このオリジナル作が公開された当時、レイプされた女性が泣き寝入りするのではなく、強い復讐心を持って男どもに立ち向かうという内容の作品が出てきた時期でありまして。 あのアーネスト・ヘミングウェイの孫娘マーゴとマリュエルが出演して話題になった 『リップスティック』 は、その先駆け的映画だったと言えるんじゃないかな。
小説家のジェニファー (セーラ・バトラー) が執筆のため、ロッジを借りて田舎町にやって来ます。
あるガソリンスタンドに立ち寄ったジェニファーは地元の男からナンパされますが、あっさり鼻であしらって立ち去るんですね。
あるガソリンスタンドに立ち寄ったジェニファーは地元の男からナンパされますが、あっさり鼻であしらって立ち去るんですね。
これにプライドを汚された男は仲間4人を伴ってジェニファーが滞在するロッジに押し入り、集団でレイプを繰り返します。 思わぬ男 (レイプ仲間) も加わり、無力な彼女をいたぶり放題。
と、まぁこのレイプシーンがねっちり時間をかけ描写されるんですよね。
一気に襲うと言うのではなく、徐々に追いつめていく卑劣な描写でもあるんですよ。
一気に襲うと言うのではなく、徐々に追いつめていく卑劣な描写でもあるんですよ。
でもこういう内容にしては修正映像もないのが意外だった。
レイプされ森の中をフラフラと彷徨うジェニファーは、殺される寸前のところで川に身を投げて一命を取り留めます。 それから1ヶ月と少し。
復讐の鬼と化したジェニファーは田舎町に戻り、男たちひとりひとりに地獄のようなリベンジを果たすんです。
主演のジェニファー役を演じたセーラ・バトラーが大熱演ですよ。
森の中を全裸で彷徨うシーンなんかその歩き方まで迫真で、復讐鬼と化し手際よくリベンジを果たしていくところなんぞ、ある意味痛快でもあったんですが。
森の中を全裸で彷徨うシーンなんかその歩き方まで迫真で、復讐鬼と化し手際よくリベンジを果たしていくところなんぞ、ある意味痛快でもあったんですが。
そのリベンジで、趣向 (?) を凝らした仕掛けにはちょっと出来すぎな感じもしましたが。
女ひとりであそこまで・・・、しかもかなりの力仕事やし。
女ひとりであそこまで・・・、しかもかなりの力仕事やし。
でも鬼と化した女性ほど怖いものはないですね。 残虐さも倍の倍返しですから。
硫酸持ってくるわ、アヌスに銃を突っ込むわ、オチン○ンぶった切るわで。
硫酸持ってくるわ、アヌスに銃を突っ込むわ、オチン○ンぶった切るわで。
こう書いたら陳腐な感じがすると思いますが、映画全編に渡ってかなり緊張感を持って観れました。
監督の演出も、そのヘンの安っぽいリメイク作とは一線を画する独立した出来だと思いましたよ。
監督の演出も、そのヘンの安っぽいリメイク作とは一線を画する独立した出来だと思いましたよ。
と言うコトで、結構観れる作品でした。
・・・女は怖いよ。
・・・女は怖いよ。