【ビンテージ・ラブ ~弟が連れてきた彼女~】 THE VICIOUS KIND 2009 (未)
監督・製作・脚本:リー・トランド・クリーガー 製作:ティム・ハームズ / リンジー・ランジロッタ
出演:アダム・スコット / ブリタニー・スノウ / アレックス・フロスト / J・K・シモンズ 他
2009年インディペンデント・スピリット賞 (ノミネート) 主演男優賞・脚本賞
監督・製作・脚本:リー・トランド・クリーガー 製作:ティム・ハームズ / リンジー・ランジロッタ
出演:アダム・スコット / ブリタニー・スノウ / アレックス・フロスト / J・K・シモンズ 他
2009年インディペンデント・スピリット賞 (ノミネート) 主演男優賞・脚本賞
製作当時にはサンダンス映画祭にも出品され、けっこう高評価だったと聞いた一作。
主演の兄ケイレヴを演じる、髭をたくわえたアダム・スコットの役どころも面白く、ちょっと掴みどころの無いヒューマン・ドラマですが、味わい深くまた考えさせられるインディペンデントの作品ですね。
兄ケイレブは、ワケあって8年前に実家を飛び出した男。
しかし弟ピーター (アレックス・フロスト) のことが気がかりで、いつまで経っても弟離れが出来ず 何かと口悪くうるさい兄です。
しかし弟ピーター (アレックス・フロスト) のことが気がかりで、いつまで経っても弟離れが出来ず 何かと口悪くうるさい兄です。
感謝祭を控えたある日ケイレヴは、ガールフレンドのエマ (ブリタニー・スノウ) を伴って大学から実家へ里帰りする弟ピーターを迎えに行きます。 自身は送るだけで実家に寄り付こうとしないケイレヴ。
8年前に母親を亡くした事で、父親 (J・K・シモンズ) と諍いを起こし、そのまま疎遠になってるんですよね。
しかし、この兄ケイレヴが厄介者でして。
弟の恋人のエマに対して言いがかりにも似た悪態を尽くし、その果てにはなんとエマを好きになっちゃう。
弟の恋人のエマに対して言いがかりにも似た悪態を尽くし、その果てにはなんとエマを好きになっちゃう。
このケイレヴの精神状態は普通とは言い難い状態ですよ。
元恋人に浮気をされた腹いせに娼婦とのFU○K写真を送りつけたり、横柄になったり凶暴になったり、また腰が低くなったり、その支離滅裂な言動は常軌を逸してるスレスレ。 それに加えて不眠症。
挙句にエマに迫って、なんとS○Xヤっちゃうんですよね~。
そのエマも、そんなケイレヴのアブなっかさに何か惹かれるものを感じたんでしょうか。
そのエマも、そんなケイレヴのアブなっかさに何か惹かれるものを感じたんでしょうか。
そのヤッちゃった日が、なんと弟ピーターが童貞を捨てようとエマと寝た晩のこと。
この弟ピーターの「脱・童貞」はあえなく失敗してるんですが・・・。
この弟ピーターの「脱・童貞」はあえなく失敗してるんですが・・・。
ケイレヴは弟思いです。 しかしやってることは想いとは裏腹の行動。
ケイレヴ自身も悪いことを自覚してるんですがね。
ケイレヴ自身も悪いことを自覚してるんですがね。
中盤からこのケイレヴの言動には、過去の父親と母親との関係が影響してることが明らかになるんです。
父親もケイレヴも、そしてエマも。 誰しも判っていながら つい悪いことをしちゃう。
父親もケイレヴも、そしてエマも。 誰しも判っていながら つい悪いことをしちゃう。
ラスト近くの父親のセリフに・・・、
『正しいことをするのは時には難しいもの、悪いと判っていながらやってしまう事もある』
この言葉が全てを物語ってるかのように思いますが、最後には家族愛で締めくくる。
『正しいことをするのは時には難しいもの、悪いと判っていながらやってしまう事もある』
この言葉が全てを物語ってるかのように思いますが、最後には家族愛で締めくくる。
兄ケイレヴの支離滅裂さが、このドラマではどういう役割を果たしていたのか?
しかし登場人物の「想い」を推し量るにはじゅうぶん面白い作品でした。
しかし登場人物の「想い」を推し量るにはじゅうぶん面白い作品でした。
でも、これは評価が人それぞれに分かれる作品だと思います。
それだけ映画として、"こういう事を示そうとしてる" ポイントが掴み難い物語だと思うのですが。
それだけ映画として、"こういう事を示そうとしてる" ポイントが掴み難い物語だと思うのですが。
っていうか、ブリタニー・スノウ演じるエマのバッチバチの付け睫毛が気になった。
寝る時ぐらい外そうや。(笑)
寝る時ぐらい外そうや。(笑)