監督 安藤モモ子
原作 桜沢エリカ
脚本 安藤モモ子
出演 満島ひかり
中村映里子
かたせ梨乃
津川雅彦
光石研 他
奥田瑛二を父に持つ娘安藤モモ子の監督デビュー作。
現場の経験は父親の監督作品で経験を積んできたらしいので、出来上がったこの作品も初監督作品らしからぬ仕上がりだったように思いますよ。
原作は人気少女漫画家の桜沢エリカのコミックだと言うことなので、内容的にもだいたい想像は付いてたところなんですが、正面斬ってのガールズ・ラブですね。
女性目線が豊富ですが、男性側から観ても納得させられるだけの説得力があった。
それもこれもやっぱり、主人公ハル (満島ひかり) を "等身大" で描いてるからなんだろうかな。
それもこれもやっぱり、主人公ハル (満島ひかり) を "等身大" で描いてるからなんだろうかな。
明確な意思を持たず、二股を掛けられてる男と付き合う女子大生。
することと言えば、相手の部屋に泊まって "ヤルだけ"。
そんな相手でも断りきれなく、ズルズル関係を持ち続けてしまう女の子。
することと言えば、相手の部屋に泊まって "ヤルだけ"。
そんな相手でも断りきれなく、ズルズル関係を持ち続けてしまう女の子。
そんな時、リコ (中村映里子) と言う、一風変わった女性から声をかけられ、思わぬ恋愛に発展していくワケなんですが、この過程がわりと説得力ありました。
「たまたま好きになった相手が女性で何が悪いっ」
こういう言葉に代表されるように、女性・・・と言うか人間全般の有り様も描き出してるみたい。
それとやっぱり、ハルの成長物語としてもイイですね。
それとやっぱり、ハルの成長物語としてもイイですね。
安藤監督の演出も自然体で、満島ひかり演じるハルの放尿シーンやら生理までも写し出してるし。
ハルの腋毛の描写なんかも、そのへんの普通の女の子を素で描き出したかったからなんだろうなぁ。
ハルの腋毛の描写なんかも、そのへんの普通の女の子を素で描き出したかったからなんだろうなぁ。
個人的には、リコを誘惑するかたせ梨乃のメイクとチチ出しが嬉しいやら哀しいやら・・・。
ともかく、安藤モモ子監督のデビューとしては上々ですねぇ。