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宇宙人ポール

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【宇宙人ポール】 PAUL 2012

監督:グレッグ・モットーラ  脚本:ロバート・グラフ / サイモン・ペッグ / ニック・フロスト
出演:サイモン・ペッグ / ニック・フロスト / クリステン・ウィグ / ジェイソン・ベイトマン / ビル・ヘイダー
    ブライス・ダナー / シガーニー・ウィーヴァー / セス・ローゲン (声の出演) 他

   http://img4.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_56141184_3?1326564036


ショーン・オブ・ザ・デッド』、『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』 のコンビ、サイモン・ペッグニック・フロストが再びコンボを組んで、SFで笑わせちゃおうと言うんだから興味津々でございまして。 この2人、本作で脚本も手がけてますね。

今回はアメリカ映画となる一作で、監督は 『スーパーバッド 童貞ウォーズ』、『アドベンチャーランドへようこそ』 のグレッグ・モットーラ。 他のキャストを見ても、結構期待はできるSFコメディだと思ってた訳でございます。


   http://img4.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_56141184_4?1326564036


はるばるイギリスからアメリカ最大のコミック&ポップカルチャーの祭典 "コミコン" を目指してやってきたSFオタクの2人、グレアム (サイモン・ペッグ) とクライブ (ニック・フロスト) が、その旅の途中で政府の極秘施設から逃げ出してきた宇宙人ポールと遭遇。

映画は、2人が何とかして宇宙人ポールを故郷の星へ帰そうと獅子奮迅する様をコミカルに描いてます。

と、まぁ普通に面白かった一作です。(笑)
ワリと毒気も少なく、ヘンな言い方をすれば "無難" に収めたSFコメディやったかな。
でもこのコンビだから、もっとブラックさがあってしかるべきじゃなかったのかと言う感じなんですが。

ま、しかしスピルバーグ映画へのオマージュ要素が強いから、そんなキワどい作りも出来なかったのかな。
これがエドガー・ライト監督なら、もっと過激にドラキュラ好みなブラックSFコメディとして仕上げてたかも。

主人公となる宇宙人ポールのキャラは好きです。
60年間極秘施設で暮らし、地球人の発展に貢献したと言う設定も面白い。

何よりステレオタイプな宇宙人は、自分が地球人に教えたのだから当たり前だろ、って言うところも笑う。

60年前、地球に落ちてきた時に助けてもらった少女タラ (ブライス・ダナー) に詫びを入れに行くと言う点も人情的で泣かせる。(でもラストで、タラの行く末も想像が付くところが無難な作り)

でも、やっぱり物足りんのですよね。(笑)

ポールの声を担当するセス・ローゲンも良いと思ったけど、やはりセスのキャラが邪魔するのかなぁ。
セス・ローゲンをあまり知らない方だったら、純粋に宇宙人キャラとして楽しめると思うけど。
ま、それも人それぞれです。

イギリスとアメリカのカルチャー・ギャップもふんだんに取り入れて、そういう笑いは面白い。
ナニゲにギャグもツウ向きに仕込まれてる部分があるから、どこで笑うかは観る側次第って感じ。

くだらないダジャレネタなんだけど、"ロレンツォのゾイル (オイル)" で一瞬ツボに入ったよ。(笑)

とまぁ、個人的にはワリと平凡に仕上がったSFコメディとなりましたが、楽しく観れる一作です。


   http://img4.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_56141184_5?1326564036

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