【地球を守れ!】 SAVE THE GREEN PLANET! 韓国 2003 (未)
監督・脚本:チャン・ジュヌァン 撮影:ホン・クンピョ 音楽:ミヒャエル・スタウダッハー
出演:シン・ハギュン / ペク・ユンシク / ファン・ジョンミン 他
監督・脚本:チャン・ジュヌァン 撮影:ホン・クンピョ 音楽:ミヒャエル・スタウダッハー
出演:シン・ハギュン / ペク・ユンシク / ファン・ジョンミン 他
ある意味、「恐るべし韓流映画」って感じの一本なんですけどね。
ポスターを一見したらもうオバカ系コメディ (オバカには間違いないけど) なんですが、これまた結構ジャンルを詰め込んだ作品でして・・・。 ひとことで言うと、SFサスペンスコメディになるかと思います。
主人公の青年ビョング (シン・ハギュン) は、恋人でサーカスの綱渡りをやってる (太めなのに) スニ (ファン・ジョンミン) を従え、独自の研究で突き止めた "アンドロメダからやってきてるエイリアン" を特定。
そのエイリアンは地球滅亡を引き起こす可能性が大きく、ビョングはそれを阻止すべく人間に姿を変えたエイリアンの拉致計画を実行します。 標的は製薬会社の社長カニ (ペク・ユンシク)。
拉致を成功させたビョングはカニ社長に、アンドロメダの王子に会わせろと要求。
何のことかさっぱり分らないカニ社長は、ただ困惑するばかりですが・・・。
何のことかさっぱり分らないカニ社長は、ただ困惑するばかりですが・・・。
ストーリーを読んだだけでもオバカ満開だろうと思いますが、これがまた一筋縄では行かない作品でして。
主人公のビョングは、ただのSFオタクなイカレ野郎と思わせておいて・・・
だってこのカッコはどう見てもオタクやし、映画の導入部分はコメディです、しかも笑えない。(笑)
だってこのカッコはどう見てもオタクやし、映画の導入部分はコメディです、しかも笑えない。(笑)
テコンドーの使い手みたいなところもあれば、妄想狂のヒーローみたいなところもある。
しかも、恋人のスニは太っちょでぶちゃいく。
その彼女がサーカスの曲芸師なんて、かなりシュールすぎる部分もあり。
しかも、恋人のスニは太っちょでぶちゃいく。
その彼女がサーカスの曲芸師なんて、かなりシュールすぎる部分もあり。
でもやっぱり韓国映画。
拉致してきたカニ社長をいたぶるあたりから怪しい方向に。
拉致してきたカニ社長をいたぶるあたりから怪しい方向に。
ビョングのサイコな描写で、ダークなサスペンス性を持った映画に走っちゃいます
事件を捜査する刑事たちの登場で、その傾向は一気に加速。
事件を捜査する刑事たちの登場で、その傾向は一気に加速。
ビョングの過去の真相が描かれていくと同時に、社会派なテーマも加味されて行ってるし。
シリアス展開と同時に、カニ社長への拷問 (?) には韓国映画お得意の描写がチラリ。
シリアス展開と同時に、カニ社長への拷問 (?) には韓国映画お得意の描写がチラリ。
最後はこれまたコメディへと立ち返り、ラストには脱力モノのB級SFもの。
そしてエンドクレジットではしんみりとさせる念の入れようです。
そしてエンドクレジットではしんみりとさせる念の入れようです。
でも最後まで見せる力があるんですよね、やっぱり。
脚本にも力が入ってるんでしょう。
脚本にも力が入ってるんでしょう。
「どないやっちゅ~ねんっ!」 って言いたくなりますよ、見終ったら。(笑)
監督のチャン・ジュヌァンは本作がデビュー作になるそうです。